2023年度フルミスト接種は終了しました
フルミストについて
フルミストとは、霧状の生ワクチンを直接鼻の中へ吹き付けるタイプのインフルエンザワクチンです。2003年にアメリカで認可され、2011年にヨーロッパでも認可されました。日本ではまだ無認可のワクチンです。フルミストは4価ワクチンであり、高い予防効果が期待できます。
- 接種回数:1回(8歳以下でインフルエンザにかかったことのない方、今までインフルエンザの不活化ワクチンを1回も摂取したことのない方は2回)
- 対象年齢:2歳~49歳
- 従来のインフルエンザ不活化ワクチン予防接種後も、フルミストは接種可能です
フルミストのメリットとデメリット
メリット
- 注射をしなくて済む
- ワンシーズンその効果が期待できる
- 発症予防効果が高い
- 流行株と異なる株に対しても軽症化してくれる
デメリット
- 接種後、鼻水やせきなどが見られる場合がある
- 接種年齢に制限がある
フルミストと国産不活化ワクチンの比較
一般的なインフルエンザ予防接種で効果がみられなかった方、注射が苦手な方や受験生におすすめです
フルミスト | 不活化ワクチン | |
対象年齢 | 2歳~49歳 | 1歳以上 |
有効期間 | 1シーズン | 4ヶ月程度 |
投与方法 | 鼻腔内に噴射 | 注射 |
成分 | 4価 | 4価 |
接種回数 | 1回 ※8歳以下でインフルエンザにかかったことのない方、今までインフルエンザの不活化ワクチンを1回も摂取したことのない方は2回 |
12歳以下:2回 13歳以上:1回 |
接種できない方
- 2歳未満、50歳以上の方
- 5歳未満で今までに喘息がみられた方、1年以内に喘息発作を起こした方
- 慢性疾患のある方
- 免疫不全の方、免疫不全の方と接触する機会のある方
- 妊婦または妊娠の可能性のある方
- アスピリン内服中の方
- 重度の卵アレルギーをお持ちの方
ご注意
- 接種時に号泣するお子様場合、多量の鼻汁でワクチンがうまく鼻腔に入らず、効果が弱ってしまうため接種できない場合があります
- 接種時に鼻水・鼻づまりの症状がある場合、効果が半減してしまうため接種出来ない場合があります
- 接種後すぐの過度な運動、接種後7日以内のスイミングは控えていただきます
- 接種後の入浴や軽いジョギングなど通常の生活は可能です
- 鼻水・鼻づまり・頭痛・発熱などの副反応がみられることがあります
- 6ヶ月未満の赤ちゃんがいるご家庭の方、重篤慢性疾患をお持ちの方は、接種前にご相談ください
予防接種による健康被害救済について(公的な補償制度は適応されません)
ワクチンによる健康被害が起こった場合、定期接種や国内承認済みの任意接種のような「予防接種健康被害救済制度」による補償や独立行政法人医薬品医療機器総合機構法に基づく給付は受けられません。
※ これらの点を十分ご理解の上ご検討下さい。
予約について
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市川クリニックでは、中学生以下の患者様へのワクチン接種は受け付けておりません
- 年によって入荷時期・価格・予約方法など変動いたします。時期になりましたら随時お知らせにて通知いたします。
- 予約された方へは、ワクチンが入荷次第(10月下旬~11月中旬ごろ)、クリニックより接種日などのご連絡を致します